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海外FXの法人口座は節税対策になる⁉税率のメリットを詳しく解説!!

海外FXで大きな利益を出しているトレーダーや、既に法人を持っている方は、海外FXの法人口座で取引する傾向にあります。

法人口座は、税制の面で個人口座にはないメリットが多数存在するのです。

このページでは海外FXの法人口座について、税制から見た特徴やメリットを詳しく解説していきます。

トウシくん
トウシくん
海外FXで節税を考えている方は、法人口座での運用も視野に入れてみるといいですね。

海外FX法人口座の特徴

法人口座とはその名の通り、名義が法人の口座になります。

もちろん会社を持っていない人は開設できないので注意しましょう。

自身で法人をお持ちの場合にのみ口座開設が可能です。

ジャパンちゃん
ジャパンちゃん
FXで大きな利益を出している人の中には、FXの節税対策のために法人を設立する人もいるんだ。

法人口座の特徴を見ていきましょう。

法人税の適用

海外FXでは個人口座の場合、給与所得と海外FXでの利益合計が課税対象となります。

これを総合課税制と言いますが、法人口座の海外FXで出た利益は法人税が適用される仕組みです。

口座の種類 課税制度 税率
国内FX 申告分離課税 利益の20%
海外FX 総合課税制 所得合計の5~45%
※所得が多いほど税率も上がる
法人口座 法人税 15~23.2%+法人事業税

ここでいう法人口座は国内FXと海外FXのどちらを作った場合でも同じです。

つまり法人口座であれば、国内FXと同等の税率が適用される仕組みになります。

法人口座で得た利益を役員報酬として個人的に受け取る場合は所得税が発生します。その場合は法人+個人の二重で税金が発生してしまい、かえって支払う税金額が増える可能性もあるので注意しましょう

カワセちゃん
カワセちゃん
そうかあ。
でもそれじゃあ法人口座にするメリットなんてないんじゃないの?
トウシくん
トウシくん
法人口座とはいっても事業内容がFXのみというわけでは無い場合が多いですよ。他の事業内容を事業所得として一括にすることで、個人よりも支払う税金が安くなるケースがあるんです。

取引条件は同じ

海外FXの個人口座と法人口座では同じ取引条件が適用されます。

法人口座だからと言ってスプレッドやレバレッジが変わるというわけではありません。

ジャパンちゃん
ジャパンちゃん
これは海外FXの法人口座の特徴になるね。
国内FXであれば話が変わってくるよ。

国内FXの法人口座は、レバレッジやロスカットルールが異なる会社が多いです。

全く異なる取引ル―ルが適用される場合もあるので、開設前にしっかりチェックしておきましょう。

開設できる海外FXは限られる

法人口座は、海外FXのどこでも開設できるというわけではありません。

日本人人気の高いXMやGEMFOREXでは開設できないので注意しましょう。

2021年7月段階では以下の会社で法人口座の開設が可能です。

  • AXIORY
  • iFOREX
  • HotForex

HotForex以外は、円建て口座が利用できて日本語サポートも万全な会社です。

HotForexは海外のトレーダーには人気が高いですが、ドル建てしか使えないことで日本人トレーダーにはあまり馴染みがありません。

トウシくん
トウシくん
国内FXは多くの会社で法人口座が作れますが、海外FXではまだまだ開設できる会社が少ない状況ですね。

海外FXで法人口座を作るメリット

次に、海外FXで法人口座を作るメリットを税制の観点から解説していきます。

経費の幅が増える

法人口座を使うと、個人口座を使う時に比べて経費の幅が増えるというメリットがあります。

種別 個人口座 法人口座
海外FXに関する書籍 可能 可能
海外FXに関するセミナー代
または交通費
可能 可能
役員報酬 不可 可能
各種保険 不可 可能
パソコン代など FXで使う割合のみ 原則全額計上
退職金 不可 可能

法人税では役員報酬の調整が重要な事項となりますが、法人口座であれば役員報酬そのものを経費として計上可能です。

収入が多いほど税率も高くなるので、家族などを役員にして所得の分散をさせれば有効な節税に繋がります。

また、個人口座ではFXで使う割合のみがパソコンなどのランニングコストとして計上できますが、法人口座では原則全てが経費とみなされます。

カワセちゃん
カワセちゃん
なるほど。
経費の幅が広がれば節税対策もしやすいよね。
ジャパンちゃん
ジャパンちゃん
各種保険代や積み立てる退職金なども経費になるから有効な節税対策に繋がるんだ。

損失の繰り越しができる

海外FXの個人口座では、1年間で損失が出ていても繰り越しはできません。

翌年からは0の状態でのスタートとなります。

法人口座であれば10年間での繰り越し制度が適用されるので、仮にマイナスがでても翌年以降の節税に繋がるのです。

トウシくん
トウシくん
国内FXであれば個人口座でも繰り越し制度があるんですよ。
制度が適用されないのは海外FXの個人口座のみなんです。

含み損の計上が可能

個人口座では確定申告をする際に、決済したポジションのみを申告します。

仮に年をまたいで含み損が出ている場合でも、そのポジションは決済した年の申告が必要となるのです。

法人口座では決済期日までの含み損が計上できるので、長期で保有してマイナスが出ている場合は利益との相殺をして申告ができます。

反対に決算期日に含み益が出ている場合でも計上する必要があります。
その後に損失へと変わったとしても計上した時点で利益とみなされるので、決済するタイミングに注意しましょう。

法人口座は赤字でも税金を払わないといけない

いいとこづくめの法人口座ですが、もちろん欠点もあります。

法人口座では年に1回の決算期に税金を納税をしますが、通算で赤字が出ている場合でも税金を納めないといけません。

法人住民税や法人にかかる全ての税金を納めるので、赤字になったとしても税金への安心はできないのです。

ジャパンちゃん
ジャパンちゃん
法人住民税は最低でも7万円の税金が発生するよ。
これは個人口座ではない仕組みだから、法人口座で運用する際は注意すべき事項だね。

海外FX法人口座の税金まとめ

海外FX法人口座の税金についてまとめました。

海外FX法人口座の税金まとめ
  1. 法人口座は国内FXと海外FXのどちらも同じ税制
  2. 開設できる口座は限られており、取引条件は個人口座と同じ
  3. 法人口座では経費の幅が増える
  4. 10年間の損失繰越制度が適用される

法人口座を使った方がいいかは、その人の環境によって変わってきます。

全ての人にメリットがあるわけでは無いので注意しましょう。

法人口座は、FX取引により多額の税金が発生する方や、既に法人をお持ちの方には最適の口座と言えます。

トウシくん
トウシくん
場合によっては個人口座の方が得するケースもあるので、事前に税金計算をして適した方法を選択してくださいね。