海外FXは、「大金を失う怖いもの」「借金を背負いそう」といったマイナスなイメージを持つ方が多くいます。
現に日本の金融庁は海外FXに警告を出しており、安全性を懸念する声が絶えないのです。
本記事は金融庁が出している警告の内容や、海外FX業者が日本で登録をしていない理由について詳しく紹介します。
その理由についても見ていきましょう。
金融庁は海外FXへ警告を出している
日本の金融庁は、ほとんどの海外FXへ警告を出しています。
警告とはいっても、日本での完全な営業停止を強制するものではありません。
具体的には、日本での勧誘行為や積極的な営業活動が禁止されています。
海外FXは日本の登録をしていないので、日本人ユーザーに向けて積極的な勧誘行為をしたり営業活動を行う事が禁止されているのです。
お客様は、18歳もしくは自国で定められる法定年齢である必要がございます。口座を登録しますと、お客様はXMTradingに代わる勧誘なく、ご自身の意思で登録していることを認めます。
XM公式HPより
国内FXへのストレス緩和
強制力がないのに、わざわざ警告を出す必要はないと考える方も多いでしょう。
この警告は海外FXに対するものというよりも、日本で運営されているFX会社のストレス軽減によるものと考えていいです。
日本の金融庁は国内FX会社の顧客が増えることを望んでいます。
海外FX人気の方が高いため、警告を出してけん制をしているような形です。
実情として国内FXよりも海外FXの方が人気として高い傾向にあります。
金融庁としても国内FX会社としても気分の良い話ではないので、海外FXへのけん制をして国内FXを推進しているという背景があるのです。
海外FXが国内登録をしない理由
海外FXであったとしても日本で登録をすれば、高い安全性と信頼感が生まれます。
しかしそれは不可能な話です。
なぜ海外FXが国内での登録を行わないのか、その理由について見ていきましょう。
最大レバレッジの制限

国内FXは、最大レバレッジが25倍までと制限されています。
それに対して海外FXは400倍~3000倍ほどの高レバレッジできる会社がほとんどです。
海外FXが国内FXで登録をしてしまうと、「郷に入っては郷に従う」の精神でレバレッジを25倍までにしなければいけません。
ドル円100円時に10万通貨の保有
レバレッジ25倍→必要証拠金40万円
レバレッジ100倍→必要証拠金10万円
レバレッジ500倍→必要証拠金2万円
レバレッジ1000倍→必要証拠金1万円
最大レバレッジは高ければ高いほど、必要証拠金が少なくて済みます。
海外FXはこの最大レバレッジを自社の売り込みポイントとしている会社が多いので、レバレッジ制限がかかると会社の強みが1つ減ってしまうのです。
積極的な取引をして欲しい海外FX
金融庁のFXに対する方針は「顧客のリスクを最小減に抑えた取引」です。
- ロスカットラインを高めに設定
→大きな損失が出る前に損切りさせる - レバレッジの制限
→一瞬で大きな損失を出させない試み
このようにレバレッジとロスカットラインの制限で、顧客に安全な取引をしてもらおうという方針を掲げています。
国内FXは顧客の勝ち負けがそのまま会社の利益に直結するDD方式である会社が多いですが、ほとんどの海外FXはスプレッドによって利益を出すNDD方式を採用しています。
つまり海外FXはスプレッドによる手数料が欲しいので、顧客には積極的な取引を望んでいるのです。
マイナス分の補填をするから損失を恐れずに活発な売り買いをしてほしい思惑があるんですよ。
国内登録をするとレバレッジ制限やゼロカット非対応により、スプレッドでの収益が見込めなくなるので無登録で運営をしています。
海外FXは本当に安全なのか?
金融庁からの警告や日本での無登録である点を考えると、海外FXは安全でないと考える方も多いでしょう。
もちろん、海外FXすべての会社が安全であるとは断言できませんが、日本人向けにサービス展開している会社はほとんど安全性が高い会社の方が多いです。
金融ライセンスを取得している
海外FXの多くは、それぞれの設立された国で金融ライセンスを取得しています。
FX会社 | 金融ライセンス |
XM Trading | セーシェル金融庁 |
TitanFX | バヌアツ金融サービス委員会 |
iFOREX | 英領バージン諸島金融サービス委員会 |
AXIORY | ベリーズ国際金融サービス委員会 |
BigBoss | セントビンセント・グレナディーン金融庁 |
上記のように、有名な海外FXはそれぞれの国でライセンスを取得しています。
低リスクの取引ができる
海外FXは、国内FXよりも低リスクの取引ができると言っていいでしょう。
- レバレッジ→少ない証拠金で取引できる
- ゼロカット→証拠金以上の損失を出す心配がない
国内FXに比べて少ない証拠金で取引ができるうえに、ゼロカットシステムにより自己資金以上の損失を出す心配がありません。
国内FXではゼロカットがないので、ロスカットが間に合わない場合は追証を支払う必要があります。
海外FX取引は違法性のあるものではない
海外FXは金融庁の無登録であるからと言って、取引をすることが違法性のあるものではありません。
そのため、安心して海外FXでの低リスク取引を始めてみましょう。
海外FXへの金融庁の警告まとめ
海外FXへの金融庁の警告や概要についてまとめました。
- 金融庁はほとんどの海外FXに対して警告を出している
- あくまでも日本での営業活動による制限
- 金融庁は国内FXの活性化を望んでいる
- 海外FXも低リスクで安全な取引が可能
- 取引して利益分の申告をしていれば何の問題はない
海外FX業者を選定する際は、金融ライセンスの保有や企業実績を見てあげましょう。
XMといった人気の会社は金融庁からの警告を受けていると言っても、高い安全性で取引できる会社です。
国内FXに比べて、豊富なボーナスや高レバレッジによる少ない証拠金で取引ができます。